PARISH 教区紹介

Basic Policy宣教基本方針

私たちは、聖書のみ言葉に聴き、イエス・キリストを主とする信仰を告白する。
私たちは、琉球の言語・文化・歴史、かつ沖縄の教会の歴史を踏まえ、この地に建てられた教会として戦争に反対し、主の平和の実現に向け社会に参与し、福音に基づく生ける主の教会を形成する。

Commentary宣教基本方針の解説
  • 01私たちは、聖書のみ言葉に聴き、イエス・キリストを主とする信仰を告白する。
    「『イエスは主なり』と告白する私たちは、次の視点に立ってこの世に在る国家を相対 化し、神のみを礼拝し、すべての人を生かすために働く教会を目指す。
    1. 隣人を自分のように愛する。これは、全ての戒め(掟)の要約である。
    2. 神にささげた「からだ」(キリスト者)として、イエスに従って生きる。
    3. この世と同じ有様にならず、何が神の御心か、何が善か、何が神に喜ばれるかわきまえ る。」注(1)
  • 02私たちは、琉球の言語・文化・歴史、かつ沖縄の教会の歴史を踏まえ、言語というものは、民族の歴史と文化、生活の基盤である。琉球の先祖が示した平和な生き方、助け合う精神、苦悩に耐える精神を学び、明確に聖書の真理を忘れてはならない。
    「沖縄戦によって、沖縄のかなりの部分が焦土と化し、教会の活動は中断した。沖縄戦直後は、特に沖縄島においては、それぞれの収容所、あるいは地域で、教派に関係なく、戦禍を生き延びた人たちによって、礼拝が守られるようになっていき、それが沖縄の教会の新しい出発点となった。」注(2)
  • 03この地に建てられた教会として、 「その沖縄の地に主なる神が教会を配置された。教会は、その頭である主イエス。
    キリストが、〈小さくされた人々〉と共に対話し、歩んでいくところに形づくられる。」注(3)
  • 04戦争に反対し、平和の実現に向け、社会に参与し、「沖縄の教会は、平和主義に立つが故に、国家や民族間の紛争を解決する手段としては如 何なる暴力、如何なる武力行使にも反対する。
    沖縄戦とそれに続く被害・加害の歴史体験を原点として、自らの戦争罪責を主なる神と隣人の前で誠実に告白する教会でありたい。 私たちの教会は、神が創りだす愛や命や平和を真っ向から否定して共生への道を破壊する暴力や戦争、軍隊や軍事基地を拒否する『平和を希求する教会』であるべきである。」
  • 05福音に基づく生ける主の教会を形成する。
    「イエス・キリストは徹底して苦しんでいる者、悲しんでいる者のそばに寄り添い、痛みや悲しみを共感される。
    その姿に接した時私たちは本気でイエス・キリストに従って生きてゆきたいと願うところに行き着く。」注(5)
    「教会の宣教は、主イエスの招きにより、教会が『キリストの身体』として、これらの〈小さくされている人々)と共に生き、その交わりを深めると同時に広めていくところでなされる。」注(6)